日本文化 | 落語の紹介
こんばんは、最近家にこもってばっかりなむすびです。
記事の依頼がここのところ相次いで忙しいのですよ…(;´Д`)
学校はあとテストを来週受ければ単位を修得できるのでそこは幸いです。
さて、私はずっとこのブログのテーマについて悩みに悩みまくっていましたが
今回はようやっとこのブログの本筋である日本文化の紹介をしていきたいと思います。
記念すべき第一回目は「落語」!
あれです、笑点に出てくる人たちの本業です。
私が笑点をよく見るのでテーマにしてみました(笑)
では早速見ていきましょう。
そもそも落語とは?
落語というのは、日本の話芸の一つで、物語を語る芸能です。
落語家は身振り手振り、または手ぬぐいや扇子を使って登場人物全てを演じ、その話には「オチ」がつくのが特徴です。
照明や舞台装置こそは使いませんが、落語家によって同じ話でも雰囲気はガラッと変わるのでそこがまた落語の面白さでもあります。
一言でいえば話をする芸という訳ですが、人を引き込む話し方や雰囲気作りなどその人となりが現れるのでは?と私は思いました。
「芸は人なり」といいますもんね。
落語の歴史
安土桃山時代~江戸時代
落語の原型は安土桃山時代にできました。
当時は御伽衆と呼ばれる人たちが戦国大名に使えて話をしたり世情を伝えたりしたのです。
その中の一人安楽庵策伝著の「醒睡笑」には「オチ」のある話をおおよそ1000話が収録されており、彼はこの形式で御伽衆として活躍していたのではないかと言われています。
また、これらの話が元になって今の落語で話される話になったとも考えられています。
江戸時代~現在
江戸時代に入ると今の落語の形ができてきます。
この頃、町民の中から有料で面白く「オチ」のある話を聞かせる人々が現れ始めました。
これらの話は「落とし噺(おとしばなし)」と呼ばれ、話をする人は「噺家」と呼ばれるように。
今でも落語家の事を「噺家」と呼ぶことがありますが、この時代からそう呼ばれていたとは驚き!
この時代、私の地元である大阪では「米沢彦八」が、京都では「露の五郎兵衛」が、そして東京では「鹿野武衛門」が活躍していたそうです。
落語界の現在
落語の話は江戸時代に多く作られましたが現在でも新たな話は作られています。
明治・大正以降に作られた話を「新作落語」といいます。
「新作落語」を得意とする落語家も現れたし、さらに落語の世界は広がっていくでしょう。
また、数は少ないながらも女流の落語家が登場し、男の世界だった落語界もより現代的な形に合わせて変わっていっているのではと思います。
ただ落語界は他の世界と違いかなり大変な一面もあるようです。
まず落語家には階級があり、プロだと認められる「真打」(しんうち)になるには13~16年修行する必要があります。
ところが現代では落語家の数は増えたはいいが真打の人数が増えすぎて新人に仕事が回ってこなくなったのだとか。
さらに落語家の収入源は限定的で寄席のギャラ・独演会のギャラ・出張落語の3つであり、東京の寄席に出られるのは落語協会・落語芸術協会に所属している落語家のみ。
個人的に、東京に落語の権威が集中しすぎていると思うのでそこは時代に合わせてより多くの新人落語家が出られるようにした方がいいのではと思います。
まとめ
いかがでしたか?
ざっとまとめるとこんな感じですかね。
落語は江戸時代から始まったのかと思っていましたが、戦国時代に原型があったとは。
戦国時代、江戸時代といえば今よりも身分や災害に苦しむ事が多かったはず。
娯楽を作り出す人々は嫌なことがいっぱいある世界を少しでも楽しくしたかったのでしょうね。
その姿勢は今の私達も見習いたいですよね。
また、新作落語は「みどりの窓口」など現代を舞台としている分かりやすい話もあるので私達若者におすすめなのではと思います。
落語はニコ動やYouTubeにも沢山アップされているのでぜひこの機会に見てみるのはどうでしょうか?
話が分かりやすく、大爆笑しました(笑)